『短文づくり遊び』 [書籍]
「授業に使える言葉遊びシリーズ」の3冊目です。
本書の著者、安倍初雄さんは短文づくりの「五つのポイント」を挙げています。
ポイント1 制約を作る
ポイント2 ルールをはっきり決める
ポイント3 十分に物を用意する。
ポイント4 辞典を準備しておく
ポイント5 ときには子供に作らせる
たとえば、「熟語バラバラ短文作り」です。「運転手→荷物を運んでいたら、つまずいて転びそうになったので、手をついた。」のように、「熟語を一つひとつの漢字にバラして文を作」る遊びです。このような「制約」とともに、次の「ルール」が明示されています。
1 必ず漢字一つずつに分ける。
2 漢字は、熟語の順番通り並べなくてもよい。
3 二文以内で表す。
2番目・3番目のようなルールを示すかどうかで、その後の活動は大きく変わってきます。「ありが、転がっていたあめをすに運んで行った。手にくっつかないのかな。」のような作品が生まれたのは、これらのルールのおかげでしょう。どんな「制約」にするか、いくつ「ルール」を示すかは、すべての言葉遊びに必要な条件かもしれません。
「短文づくり」という言葉遊びに、とことんこだわった1冊です。
まえがき
Ⅰ 短文作り実践例
一 短文早作り競走
名詞
動詞
形容詞
組み合わせて
二 「いつ、どこで、だれが、どうした」
役割をきめて
カード合わせで文作り
三 同音異義語(動詞)で文作り
四 折句(アクロステック)で短文作り
基本編
応用編
五 言葉はさみ文
六 数字で文作り
七 漢字で文作り
八 「ふきだし」で文作り
四コママンガ
一枚の写真
記念写真に吹き出し
スナップ写真に吹き出し
九 自分の辞書を作ろう
十 熟語バラバラ短文作り
十一 かくし言葉
十二 うそつき作文
基本編
応用編
Ⅱ 「短文作り」遊びの作り方・楽しみ方
一 楽しくて力がつく
二 「作り方」三つの原則
三 「作り方」五つのポイント
四 三つの工夫
「短文作り」遊びの年間計画を立てる
紹介の工夫
短文作り大賞
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